主宰メッセージ
深雪アートフラワーは、創始者 飯田深雪、二代目 飯田倫子の
母娘が、自然な花の美しさをとどめるごとく白い布から創りだした立体の絵画とも呼ばれる造花です。
その誕生は、今から70年前にさかのぼります。
戦後、幼少時より花好きであった深雪がビロードのナイトガウン
の裾を切り、作り出したコクリコ(ヒナゲシ)の花、深紅のその花をバラックの窓辺に飾った時、生きる希望が湧いてきたのだそうです。
その後、余り布を用いて様々な花の原型を研究、開発していきました。
そして、自ら作り出した花にアートフラワーと命名。
深雪、倫子両師とも既に故人ではありますが、その技術を継承する三代目である私が70年にわたる
深雪アートフラワーの歴史を踏まえて、構成・演出した、アートフラワーによる幻想の花空間をご覧いただき、”手の中から咲かせる美しい花”に興味を持って下さったら幸いでございます。
深雪アートフラワー主宰