尾州徳川の花相撲 帝もサムライも熱中!いとしの植物たち 展示
【会期】:開催中~8月26日(日)
10:00~19:00(最終日は16:00)
【会場】:ヤマザキマザック美術館
奈良・平安時代の宮中で行われた天覧相撲では、東方力士が勝利すると朝日を受けて咲く「葵」の花を、西方力士が勝つと夕日を受けて咲く「夕顔(ひょうたん)」の花を褒美として受け取ったことから、「花相撲」の由来とされました。
この展覧会では、ヤマザキマザック美術館の斜め向かいに位置する、名古屋園芸の創業者 小笠原左衛門尉亮軒氏所蔵の「雑花園文庫」からとっておきの植物図譜などが“花の対決”視点で紹介されます。また、美術館のある名古屋市葵の一帯は江戸時代の御薬園で、様々な薬草が栽培されていました。深雪アートフラワーでは、この地で栽培された記録のある薬草80種程を見て楽しんでいただけるよう展示しました。
恵秀主宰は、日本で初めて著された朝顔の専門書から「変化朝顔」や、現代の花相撲から、東西横綱と称される「バラ」と「ユリ」をいずれもこの展覧会のために制作されました。他にもガレの庭をイメージしたコーナー、アールヌーヴォーの花器や家具に合わせて装飾されたアートフラワーの数々を是非ご高覧ください。
今回は明治時代に描かれた図譜をもとに、「変化朝顔」の一つと平成の花相撲と題されたコーナーに「バラ ピース」と「ユリ カサブランカ」を出品しました。その他に葵の名の付く花として、フタバアオイ、モミジアオイ、トロロアオイ、ゼニアオイやツバキなども展示しています。
-飯田恵秀-